引退馬ネット設立の経緯

 

引退競走馬の里親制度を運営しているイグレット軽種馬フォスターペアレントの会では、9年間の活動の中で、たくさんの方から馬の受入の相談を受けてきました。直接繋養という形では引き取ることのできる馬にも限界があり、会で引き取ることのできない馬をもっと生かす道がないかを模索してきました。

一方、この数年の間にファンの引退馬に対する意識が変わってきました。「到底自分にはできない」と考えていた層の中から「なんとか自分にも引き取れるかもしれない」と思う人が増え、引退競走馬の引き取りが身近なものとなってきてました。そうした背景から、引退馬の引き取りや養老施設についての相談も増えてきました。

その熱意の高まりの一方、預ける側の経済的な負担も大きく、預ける側、預かる側の双方のリスクの高さが問題になることも多々あります。馬の幸せを願って引き取ったことが、いつしかそれが重荷となり、預託先に迷惑をかける結果となればそれは幸せと呼ぶにはほど遠いと言えるでしょう。

ひとりひとりの負担を小さくすること、それはすなわち、グループで一頭を持つことです。しかしながら、仲間集めをする手段がなかなかない、出会う場所がないという悩みも耳にします。インターネットという便利なツールさえも、連絡先を掲載すること自体個人にとっては危険にさらされる時代となりました。

これらの問題を解消すべく、引退馬ネットでは里親制度で得たノウハウを生かし、引退馬の引き取りから預託までを総合的にサポートするシステムを目指して立ち上げました。

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